2026年度の新型コロナワクチンについて
2025年の65歳以上の新型コロナ死亡数は21003人と報告されており、インフルエンザの6333人を上回っています。
ただし、別疾患(肺炎など)で入院しても新型コロナが陽性ならば、新型コロナの死亡とカウントされますので、新型コロナそのものが原因での死亡者は上記よりは少ないと思われます。過去の新型コロナ肺炎や血栓症など、若年でも死亡する状況は激減しており、現在は持病のある高齢者が、新型コロナに罹患することにより、持病が悪化して死亡するケースがほとんどです。
従って、現在は若年者はワクチンを打つ必要はないと考えます。 厚労省も65歳以上の方のみにワクチン接種の補助を行っています。
65歳以上で持病があり、過去にワクチンでの副作用がなかった方のみ、接種を検討してはいかがでしょうか。
今年度は以下(表)の5種類のワクチンが使用可能です。
最近の流行株は、世界的にはオミクロン株XFGが、東アジア、日本ではその類縁のオミクロン株NB1.8.1が蔓延しており、今年度はどちらかの株に対してのワクチンが使用されます。 どちらか一方のみに効果があるというわけではなく、例えばダイチロナ(オミクロン株NB1.8.1対応)ではNB1.8.1には強い効果があり、XFGにも相当の効果が見込めます。
下に5種類のワクチンの特徴を表にしました。
効果、副作用には大きな差はないとされています。
当院では、国産であり、NB1.8.1を対応抗原としている、ダイチロナを第一選択とすることとしました。
ただしご希望があればコミナティを選ぶことも可能です。
またエムネクスパイクのご希望があれば相談に応じます。
他の2剤は、1名ずつ小分けになっておらず、1日に複数人の接種が必要なため、当院では今年度は採用いたしません。
製品名 | コミナティ | エムネクスパイク | ダイチロナ | ヌバキソビッド | コスタイベ |
会社名 | ファイザー社 | モデルナ社 | 第一三共 | 武田薬品 | Meiji Seikaファルマ |
種類 | mRNAワクチン | mRNAワクチン | mRNAワクチン | 組換えタンパクワクチン | レプリコンmRNAワクチン |
対応抗原株 | オミクロン株XFG | オミクロン株XFG | オミクロン株NB1.8.1 | オミクロン株XFG | オミクロン株NB1.8.1 |
コメント | 長期間世界で使用 使用経験が最も豊富 | 以前の同社のスパイクバックスを改良して副作用軽減 | 日本で開発されたmRNAワクチン 2024年から販売 | 組換えタンパクワクチンなので多様な抗体を産生することが期待される | 抗体が長期に持続する可能性大 2025年から販売 |

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