(12月22日更新) 12月上旬からインフルエンザが猛威を奮っております。新型コロナウイルス感染症は減少傾向ですが週に10人程度はいますので、発熱の方は両者の同時検査が必要かと思います。ただし他のウイルス感染症(風邪)であっても他人に感染させますので、診断後の対応はほぼ変わりません(5日程度の自宅療養)。 また細菌感染の場合は、抗生剤が有効なこともありますが、抗生剤なしでもほとんどが自然治癒しますので、重症でない(高熱でない)風邪症状の方は市販の風邪薬で十分のことも多いと思います。ただし高齢者や基礎疾患のある方の発熱では肺炎などがあり得ますので、受診は必要です。
当院は慢性呼吸器疾患をはじめとする慢性疾患の方が多く、その合間に発熱の方に対応している状況です。発熱の方は原則電話(9時以降診療時間内)での予約で大体の時間を決めて来てもらっています。(この予約は目安であり、通常診療が混んでいれば、1時間程度は待つこともあります。待たされてクレームを言う方が時々いますが、通常診療を優先していることをご理解ください。) 予約なしに直接来院される発熱の方は相当時間待つことをご了解ください。
5月ころから流行していた、頑固な咳が続く’風邪’はだいぶ減ってきております。代わりに喘息や鼻炎などのアレルギーや、細菌感染(肺炎、気管支炎)が増えている印象です。咳の原因は多様で、中には肺がんの方もいますが、ほとんどが感染症とアレルギーです。当院では肺炎など治療介入が必要な疾患を見落とさないようにすることを主に対応します。百日咳などの感染症では一定期間、咳を許容せざるを得ないこともあることをご理解下さい。(肺炎などで咳止めを使うことは、痰の排泄遅延につながり、状態を悪くする可能性があります。)
Comments